日本製品を韓国で販売するには|バイヤー探しから初回商談までの進め方

韓国での販売を考えるとき、「良い製品なら売れるはず」と思われがちです。しかし実際には、誰に、どのように紹介し、どんな関係を築くかが、製品と同じくらい重要になります。バイヤーを探しても、資料が日本語のままでは社内で検討してもらえず、商談の場でも話が前に進まないことがあります。
この記事では、日本製品を韓国で販売するときの進め方を、市場調査、韓国語資料の準備、バイヤー探し、初回商談、サンプル提供、展示会の活用の順にまとめます。ワイエン(WAIEN)の韓国販路開拓サポートの内容をもとに説明します。
この記事のポイント
- 最初に、競合・価格・流通構造・関連規制を整理する市場調査を行います。
- 提案書や製品資料の韓国語化は、バイヤーとの商談の前提になります。
- バイヤー探しは、候補リストがある場合とない場合で進め方が異なります。
- 商談後のフォローまで含めて、継続的に関係を築くことが成果につながります。
1. 進め方の全体像
| 段階 | やること | 通訳・翻訳が関わる場面 |
|---|---|---|
| ① 市場調査 | 競合製品、価格、流通構造、関連規制の整理 | 韓国語の資料やウェブ情報の読み取り |
| ② ターゲット設定 | どんなバイヤー・業種を狙うか決める | - |
| ③ 資料の韓国語化 | 提案書、製品カタログ、会社案内の準備 | 提案書翻訳、カタログ翻訳 |
| ④ バイヤーへの接触 | 候補企業へのアプローチ、商談日程の調整 | メール・資料の翻訳、電話・オンライン連絡 |
| ⑤ 商談・サンプル提供 | 製品説明、質疑、サンプルの提供 | 商談通訳(対面・オンライン) |
| ⑥ フォローアップ | 追加資料、条件の調整、次回の約束 | メール・契約関連文書の翻訳 |
すべてを一度に進める必要はありません。製品や企業の状況に合わせて、必要な段階から着手します。
2. 市場調査で確認すること
韓国に進出する前に確認したい事項を整理します。ワイエンの販路開拓サポートでも、競合製品や価格、流通構造、関連規制など、進出前に確認すべき事項を検討し、より現実的な進出の方向性を一緒に見出す支援を行っています。
| 項目 | 確認の例 |
|---|---|
| 競合製品 | 韓国国内や、他国から輸入されている類似製品の有無、特徴。 |
| 価格帯 | 同種の製品が、どの価格帯で販売されているか。 |
| 流通構造 | 輸入業者、代理店、卸、小売など、どの経路で届くのが一般的か。 |
| 関連規制 | 品目によって、表示、認証、検査などの要件が異なる場合があります。 |
規制、認証、通関、税務については、判断を誤ると販売開始が遅れることがあります。これらは品目により異なるため、必ず関係機関や専門家にご確認ください。ワイエンでは、法務・税務・通関の判断は行いません。
3. 韓国語資料の準備
韓国語の提案書や製品資料があると、バイヤーが社内で検討・共有しやすくなります。優先順位をつけて準備します。
- 提案書・会社案内:最初の接点で使う資料です。提案書翻訳のページもご覧ください。
- 製品カタログ・仕様書:製品の特徴と仕様が正確に伝わることが重要です。技術的な資料はマニュアル翻訳で対応します。
- ウェブサイト:バイヤーが商談前に確認することがあります。サイト翻訳も選択肢です。
製品名や専門用語は、資料全体で統一します。単なる言語の置き換えではなく、韓国の現地企業の文脈に合った表現にすることが大切です。
4. バイヤーの探し方
| 状況 | 進め方 |
|---|---|
| 接触したい候補企業のリストがある | リストをもとにアプローチ方法を検討し、連絡を代行することも可能です。 |
| ターゲットが定まっていない | 業種、品目、目標市場などの情報をもとに、適した韓国企業やバイヤーをリサーチします。 |
| 展示会で接点をつくりたい | 出展準備、ブース運営、現場での商談、事後のフォローまで伴走します。 |
初期のコンタクトから、商談日程の調整、ミーティングの準備まで、実際のビジネスにつながる過程を段階的に支援します。ワイエンの販路開拓サポートについては、韓国販路開拓のページをご覧ください。
5. 初回商談とサンプル提供
バイヤーとの初回商談では、会社説明と製品説明、質疑、次のステップの確認が基本の流れです。通訳を入れる場合は、事前に資料と用語を共有し、「今回決めたいこと」を絞っておくと、短い時間でも成果が出やすくなります。詳しくは、韓国企業との初回商談に通訳を入れるときのポイントをご覧ください。
最初の打ち合わせをオンラインで行い、その後に現地訪問へ進む方法もあります。韓国語オンライン商談の通訳ガイドも参考にしてください。
サンプルを提供する場合は、製品の種類によって、輸送や通関の要件が異なることがあります。事前に関係機関や専門家に確認してください。
6. 展示会を活用する
展示会は、複数のバイヤーと一度に接点をつくれる場です。出展準備、ブース運営、現場での商談、事後のバイヤーフォローまで、一連の流れで考えると効果が出やすくなります。
- 出展前:韓国語の資料、サンプル、商談の目的と想定質問を準備します。
- 当日:ブースでの商談に、必要に応じて通訳を入れます。
- 展示会後:名刺交換したバイヤーへ、早めに連絡し、資料を送ります。
7. 商談のあと・既存取引先の管理
日韓のB2Bビジネスは、通訳やミーティングが終わったからといって業務が完了するわけではありません。その後も資料の共有、追加の問い合わせ、日程調整、条件交渉など、継続的なコミュニケーションが必要になるケースが多くあります。ワイエンは必要に応じて、このようなフォローアップの過程でも、両国企業が円滑に連絡を取り合い、次のステップへ進めるよう支援します。
すでに韓国に取引先がある場合も、韓国国内の取引先との円滑なコミュニケーションや営業活動など、現地で求められる業務のサポートについてご相談いただけます。
また、韓国国内のプラットフォームやネットワークを活用して、初期の市場反応を確認したうえで、次のステップを検討する方法もあります。
8. 相談時に伝える情報
| 項目 | 内容の例 |
|---|---|
| 必要な支援 | 新規バイヤーの発掘、市場調査・競合分析、既存取引先の管理、展示会参加支援など。 |
| 主要な製品・サービス | 製品名、用途、現在の販売先。 |
| ターゲット市場 | 狙う業種、顧客層、地域。 |
| 競合・強み | 想定している競合、自社製品の強み。 |
| 資料 | 会社案内、製品カタログ。共有リンク(Googleドライブなど)があると便利です。 |
会社案内や製品カタログをお送りいただければ、製品と市場の状況を確認のうえ、必要なサポート範囲とお見積りをご案内します。費用はサポートの範囲により異なるため、個別にご案内します。
よくあるご質問
韓国で販売するために、最初に何から始めればよいですか?
競合製品、価格帯、流通構造、関連する規制など、進出前に確認すべき事項を整理する市場調査から始めるのが一般的です。調査の結果を踏まえて、狙うバイヤーと提案の方向を決めます。
韓国のバイヤーは、どのように探しますか?
コンタクトを希望する候補企業のリストがある場合は、それに基づいてアプローチ方法を検討します。ターゲットが定まっていない場合は、業種、品目、目標市場などの情報から、適した韓国企業やバイヤーをリサーチします。
提案書やカタログは、韓国語にする必要がありますか?
韓国語の提案書や製品資料があると、相手が社内で検討・共有しやすくなります。優先順位をつけ、まず提案書や製品カタログから準備する方法があります。
韓国進出前に、市場の反応を試すことはできますか?
韓国国内のプラットフォームやネットワークを活用して、初期の市場反応を確認したうえで、次のステップを検討する方法があります。
既に韓国に取引先がある場合も相談できますか?
はい。韓国国内の取引先との円滑なコミュニケーションや営業活動など、現地で求められる業務のサポートについてご相談いただけます。
商談や展示会のあとも支援してもらえますか?
はい。資料の共有、追加の問い合わせ、日程調整、条件交渉など、商談後のコミュニケーションについても、必要に応じてフォローアップを支援します。
お問い合わせ
ワイエン(WAIEN)は15年以上の実務経験をもとに、韓国での通訳・翻訳・ビジネス支援を行っています。製品と、目指す韓国市場の状況をお知らせいただければ、必要なサポート範囲とお見積りをご案内します。お問い合わせ受付後、専任パートナーが1営業日以内に日本語でご連絡いたします。
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最終更新日:2026年10月7日 · 本記事は一般的な情報であり、法務・税務・通関・認証等の判断を行うものではありません。





















