韓国で同時通訳を手配するには|会議・セミナーでの通訳方式の選び方

韓国で会議やセミナーを開く、あるいは登壇する。参加者が多く、時間も限られているとき、発言をいちいち区切って訳してもらう方法では、進行が間に合わないことがあります。そこで検討されるのが同時通訳です。ただし、同時通訳は、逐次通訳に比べて、人数・機材・資料の準備が必要になり、手配の考え方も変わります。
この記事では、韓国で同時通訳を手配するときの、逐次通訳との違い、通訳者の人数と機材、事前に渡す資料、当日の運営のコツ、費用の考え方をまとめます。
この記事のポイント
- 少人数の商談は逐次通訳、参加者の多い会議・セミナーは同時通訳が目安です。
- 同時通訳は、一般に複数名の通訳者が交替で担当します。
- 登壇資料や原稿を事前に共有すると、訳が安定しやすくなります。
- 会場の設備や、使用する機材を、早めに確認します。
1. 同時通訳と逐次通訳の違い
| 項目 | 同時通訳 | 逐次通訳 |
|---|---|---|
| 訳し方 | 話者の発言と並行して訳す。 | 話者が区切って話し、そのあとに訳す。 |
| 会議の長さ | 通訳の時間が加わらず、短く進められる。 | 発言と訳が交互になるため、時間が長くなる。 |
| 向いている場面 | 参加者が多い会議、セミナー、カンファレンス、時間が限られた場。 | 少人数の商談、打ち合わせ、工場視察、質疑のやり取りが多い場。 |
| 準備 | 人数、機材、資料の準備が重要。 | 資料と用語の共有が中心。 |
少人数の商談では、逐次通訳が進めやすい場合が多くあります。逐次通訳のページもご覧ください。また、会場を歩きながらの説明にはウィスパリング通訳が向いています。
2. 通訳者の人数と機材
- 通訳者の人数:同時通訳は、集中力を長く保つことが難しいため、一般に、複数名の通訳者が交替で担当します。人数は、会議の時間と内容によって決まります。
- 通訳ブース:通訳者が入る、音を遮った小さな空間です。会場に常設されている場合と、別に設置する場合があります。
- 受信機・ヘッドセット:参加者が、通訳の音声を聞くための機材です。人数分の用意が必要です。
- マイクと音声設備:話者の声を、通訳者にきれいに届けるための設備です。
会場に設備があるかどうか、機材を別途手配する必要があるかは、会場ごとに異なります。会場が決まったら、早めに確認してください。
3. 事前に渡す資料と準備
| 資料・準備 | 理由 |
|---|---|
| 登壇資料・スライド | 内容と流れを、通訳者が事前に理解できます。 |
| 講演の原稿 | 原稿があると、固有名詞や数字の訳が安定します。読み上げの場合は、特に重要です。 |
| プログラム・タイムテーブル | 誰がいつ話すかを把握できます。 |
| 用語一覧 | 製品名、型番、専門用語を統一できます。 |
| 参加者・登壇者のリスト | 社名、氏名、役職の読みを確認できます。 |
共有する資料の範囲や、機密の扱いは、事前に決めておきます。資料自体を韓国語にしたい場合は、韓国語翻訳のページもご覧ください。
4. 当日の運営のコツ
- 話す速度を一定にする:早口や、急な速度の変化は、訳しにくくなります。
- 原稿の読み上げは事前に共有する:原稿を読み上げる場合、通訳者に原稿がないと、訳が遅れます。
- マイクを使う:声が通訳者に届かないと、訳せません。質疑応答でも、マイクを使います。
- 質疑応答の進め方を決める:質問者がマイクを使えるか、質問を司会が繰り返すかなどを決めておきます。
- 数字や固有名詞は画面にも出す:聞き取りにくい情報は、スライドで補います。
- 通訳者への連絡手段を決める:進行の変更や、トラブルがあったときの連絡方法を決めておきます。
5. オンラインの場合(遠隔同時通訳)
ウェビナーやオンラインセミナーなど、参加者が多いオンラインの場では、遠隔同時通訳(RSI)を検討できます。使用するプラットフォームにより、設定や条件が変わるため、事前にご相談ください。少人数のオンライン商談は、逐次通訳が進めやすい場合が多くあります。詳しくは韓国語オンライン商談の通訳ガイドをご覧ください。
6. 通訳に任せられないこと
通訳は、話された内容を正確に伝える役割です。発言の内容の判断、交渉の可否の決定、契約や法務に関する判断は行いません。これらは、貴社の担当者や専門家にご確認ください。
7. 費用の考え方
同時通訳の費用は、次のような要素で決まります。
- 会議の時間(準備や待機の時間を含むか)
- 通訳者の人数
- 機材の有無と、手配の範囲
- 資料の量と、事前準備の内容
- 会場の場所(遠方の場合は、出張経費)
同時通訳は、人数や機材が必要になる分、逐次通訳とは費用の構成が異なります。見積りを比べるときは、韓国語通訳の料金と見積りの見方の視点も参考にしてください。具体的な金額は、日程、会場、内容をお知らせいただいたうえで、お見積りとしてご案内します。ワイエンの同時通訳については、同時通訳のページをご覧ください。
よくあるご質問
同時通訳と逐次通訳は、どう使い分けますか?
少人数の商談や打ち合わせには、発言を区切りながら訳す逐次通訳が向いています。参加者が多い会議、セミナー、カンファレンスなど、時間を限られた場や、多くの人が同時に聞く場では、同時通訳を検討します。
同時通訳は、通訳者1名で対応できますか?
同時通訳は高い集中力を要するため、一般に、複数名の通訳者が交替で担当します。人数は、時間や内容によって決まります。
同時通訳には、どんな機材が必要ですか?
会場の規模や形式によって異なり、通訳者が入るブースや、参加者が使う受信機・ヘッドセットなどを使う場合があります。会場に設備があるかどうかを、事前に確認してください。
事前にどんな資料を渡せばよいですか?
登壇資料、講演の原稿、プログラム、参加者リスト、専門用語の一覧があると、通訳者が事前に準備でき、当日の訳が安定しやすくなります。
オンラインのウェビナーでも同時通訳は使えますか?
はい。ウェビナーやオンラインセミナーなど、参加者が多い場では、遠隔同時通訳(RSI)を検討できます。使用するプラットフォームによって条件が変わるため、事前にご相談ください。
費用はどのように決まりますか?
会議の時間、通訳者の人数、機材の有無、資料の量、会場の場所などにより異なります。内容を確認のうえ、個別にお見積りをご案内します。
お問い合わせ
ワイエン(WAIEN)は15年以上の実務経験をもとに、韓国での通訳・翻訳・ビジネス支援を行っています。会議やセミナーの日程、会場、参加人数をお知らせいただければ、適した通訳方式とお見積りをご案内します。お問い合わせ受付後、専任パートナーが1営業日以内に日本語でご連絡いたします。
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最終更新日:2026年10月7日 · 本記事は一般的な情報です。実際の条件は見積書をご確認ください。






















