韓国から製品・部品・設備を調達するには|日本企業のためのソーシングの進め方

韓国のメーカーから、部品や設備、製品を調達したい。そう考えたとき、最初に迷うのは「どの会社に、どう連絡すればよいか」です。見積りを依頼しても仕様の認識がずれていたり、サンプルの評価基準が伝わっていなかったりと、言葉の壁が、そのまま取引の遅れや品質のトラブルにつながることがあります。
この記事では、日本企業が韓国から製品・部品・設備を調達するときの進め方を、要件整理、サプライヤー探し、見積り・サンプル、工場確認、契約、納品後の連絡の順にまとめます。ワイエン(WAIEN)の韓国ソーシング支援の考え方をもとに説明します。
この記事のポイント
- 最初に、品目・仕様・数量・納期・品質基準を整理します。
- 見積り依頼には、図面や仕様書を添えると、認識のずれが減ります。
- 工場の確認や契約など、重要な場面には通訳・翻訳を入れます。
- 輸入手続き、関税、認証、法務の判断は、専門家に確認します。
1. 進め方の全体像
| 段階 | やること | 通訳・翻訳が関わる場面 |
|---|---|---|
| ① 要件整理 | 品目、仕様、数量、納期、予算、品質基準 | - |
| ② サプライヤー探し | 候補企業のリストアップと接触 | メール・資料の翻訳、初回連絡 |
| ③ 見積り・サンプル | 見積り依頼、サンプルの取り寄せと評価 | 図面・仕様書の翻訳、打ち合わせの通訳 |
| ④ 工場・品質確認 | 工場の訪問またはオンライン確認 | 工場視察の通訳、検査基準の確認 |
| ⑤ 契約 | 価格、納期、品質、支払いなどの条件を決定 | 契約書の翻訳、交渉の通訳 |
| ⑥ 納品・継続取引 | 納品、受入検査、不具合時の対応 | 不具合報告の翻訳、技術通訳 |
2. 調達の要件を整理する
| 項目 | 整理する内容 |
|---|---|
| 品目・仕様 | 品名、型番、サイズ、材質、性能。仕様書や図面があれば用意します。 |
| 数量・頻度 | 初回の数量、年間の見込み、継続取引か単発か。 |
| 納期 | 希望納期、最終期限、分納の可否。 |
| 予算 | 目標単価、許容範囲。 |
| 品質基準 | 検査項目、公差、合否の判定条件。 |
| 必要な認証・書類 | 品目によって必要な要件が異なります。事前に専門家へ確認します。 |
この整理が曖昧なまま接触すると、サプライヤー側も見積りを出せず、やり取りが長引きます。
3. サプライヤーの探し方
- 展示会:複数のメーカーの製品を一度に確認できます。
- 取引先・知人の紹介:実績のある企業を紹介してもらえる場合があります。
- 現地のソーシング支援:韓国現地の技術・設備・部品を発掘し、交渉やベンダーとの円滑なコミュニケーションを通じて、日本企業への導入を支援します。
ワイエンは、韓国現地の優れた技術・設備・部品の発掘から、交渉、ベンダーとの連絡までを支援します。機械・設備の取引については、機械・設備トレード支援(Tech Bridge)としても相談を受け付けています。詳しくは韓国アイテムソーシングのページをご覧ください。
4. 見積り依頼とサンプル
見積り依頼に入れる情報
- 品名・型番、仕様、数量
- 希望納期、納入先
- 図面・仕様書(韓国語版があると、認識のずれが減ります)
- サンプルの有無と、評価の基準
- 必要な書類(試験成績書、検査記録など)
見積りを比べるときのポイント
| 項目 | 確認のポイント |
|---|---|
| 単価と数量条件 | 最小発注数量、数量による単価の違い。 |
| 納期 | 見積り後の製造期間、サンプルの納期。 |
| 支払い条件 | 前払い、後払い、分割など。 |
| 取引条件 | 輸送や費用の負担範囲。内容は専門家に確認します。 |
| 品質の裏づけ | 検査記録や試験成績書を出してもらえるか。 |
サンプルは、受け取って終わりにせず、事前に決めた基準で評価し、結果をサプライヤーに具体的に伝えます。見積りの比べ方は、通訳料金の見積りの見方の考え方も参考になります。
5. 工場・品質の確認
長く取引する相手は、工場の状況を実際に見ておくと安心です。訪問が難しい場合は、オンライン会議で説明を受ける方法もあります。
- 訪問する場合:通訳を入れ、生産ラインや品質管理の説明を、正確に聞き取ります。検査基準書や図面を事前に共有しておくと、数値の確認がスムーズです。詳しくは韓国の工場視察・品質監査に通訳を手配するときのガイドをご覧ください。
- オンラインで確認する場合:通訳者の人数や時間、資料の共有方法を事前に決めます。韓国語オンライン商談の通訳ガイドも参考にしてください。
6. 契約・取引条件
価格、納期、品質、支払い、不具合時の対応など、取引条件が決まったら、契約書や合意書にまとめます。韓国語の契約書が提示された場合は、翻訳で内容を把握したうえで、弁護士など専門家に確認してもらうのが一般的な進め方です。詳しくは韓国語の契約書を翻訳する前に確認したい6つのポイントをご覧ください。
輸入の手続き、関税、認証、法務に関する判断は、ワイエンでは行いません。通関業者や専門家にご確認ください。
7. 言語の壁を越える工夫
- 図面・仕様書を韓国語にする:認識のずれが、見積りや製造のミスにつながります。マニュアル翻訳のページもご覧ください。
- 用語集を共有する:製品名、部品名、検査項目の用語を、双方で統一します。
- 窓口を一本化する:連絡先を決め、やり取りの履歴を一か所に残します。
- 打ち合わせの結論を文書で残す:口頭で決めたことは、翌日までに文書で確認します。
- 初回の打ち合わせは通訳を入れる:韓国企業との初回商談に通訳を入れるときのポイントもご参照ください。
8. 納品後・トラブル時の連絡
納品後に不具合が見つかったとき、状況を正確に伝えられないと、原因の特定と是正が遅れます。次の点を事前に決めておくと安心です。
- 不具合の報告先と、報告に含める情報(型番、ロット、状況、写真)
- 報告書や是正依頼の言語と、翻訳の担当
- 設備の場合は、現地での修理・トラブル対応に、技術通訳を入れる方法
日韓のB2B取引は、納品や会議が終わっても、資料の共有、追加の問い合わせ、日程調整、条件交渉などのやり取りが続きます。ワイエンでは、必要に応じて、こうしたフォローアップの過程も支援します。
9. 相談時に伝える情報
| 項目 | 内容の例 |
|---|---|
| 調達したい品目 | 製品、部品、設備の種類。型番や仕様書があれば添付します。 |
| 数量・時期 | 初回の数量、継続の見込み、希望納期。 |
| 現在の状況 | 候補企業があるか、これから探すか。 |
| 必要な支援 | サプライヤー探し、交渉の支援、通訳・翻訳など。 |
| 資料 | 図面、仕様書、会社案内。共有リンク(Googleドライブなど)があると便利です。 |
費用は、調達する品目、必要な支援の範囲、期間により異なります。内容を確認したうえで、個別にお見積りをご案内します。
よくあるご質問
韓国から調達するとき、最初に何を整理すればよいですか?
品目、仕様、数量、希望納期、予算、必要な品質基準を整理します。仕様書や図面があれば、サプライヤーとの認識合わせが進めやすくなります。
韓国のサプライヤーは、どのように探しますか?
展示会、取引先の紹介、現地のソーシング支援を活用する方法があります。ワイエンは、韓国現地の優れた技術・設備・部品を発掘し、交渉やベンダーとの連絡を支援します。
見積り依頼には、何を書けばよいですか?
品名・型番、仕様、数量、希望納期、納入先、必要な書類、サンプルの有無などを書きます。図面や仕様書を添付すると、見積りの精度が上がります。
サプライヤーの工場を事前に確認できますか?
工場の確認には、現地訪問のほか、オンライン会議での確認があります。訪問する場合は、通訳を入れて、生産ラインや品質管理の説明を正確に聞き取ることをお勧めします。
輸入の手続きや関税についても相談できますか?
当社では、輸入手続き、関税、法務、認証に関する判断は行っていません。これらは、通関業者や専門家にご確認ください。
費用はどのように決まりますか?
調達する品目、必要な支援の範囲、期間により異なります。内容を確認のうえ、個別にお見積りをご案内します。
お問い合わせ
ワイエン(WAIEN)は15年以上の実務経験をもとに、韓国での通訳・翻訳・ビジネス支援を行っています。調達したい品目と、現在の状況をお知らせいただければ、必要な支援の範囲とお見積りをご案内します。お問い合わせ受付後、専任パートナーが1営業日以内に日本語でご連絡いたします。
事務所 釜山広域市 海雲台区 センタム中央路97、B棟604号(48058) · 電話 +82-51-983-3535 · LINE ID 299star · メール hello@waien.co.kr
最終更新日:2026年10月7日 · 本記事は一般的な情報であり、輸入手続き・関税・法務・認証等の判断を行うものではありません。





















